南極観測樺太犬は永遠のヒーロー!

121.jpg労働に適した特徴を備えた犬です。稚内地方でも北国の輸送手段として市民の生活を長い間支えていました。昭和32年から日本が初めて南極観測に参加するため、極寒の地での物資輸送に樺太犬による犬橇を使うことが決定されました。その前年となる昭和31年、稚内周辺などから集められた樺太犬たちが、南極に出発する前の約8ヶ月間、稚内公園で訓練を受けています。その中には、タロ・ジロとともに、もう1頭の兄弟犬「サブロ」もいましたが、人一倍がんばり屋だったサブロは、長距離訓練の途中に腸を痛め、手当の甲斐もなく息を引き取ってしまいました。厳しい訓練を受け、その中から選ばれた22頭が第1次越冬隊とともに南極へと旅立ったのは昭和31年11月でした。昭和34年、置き去りにされた樺太犬のうちタロとジロが生きていたという南極観測史上にさん然と輝く1ページを記した樺太犬の功績を讃え、昭和35年に「南極観測樺太犬記念碑」が、また、南極で亡くなった犬たちの慰霊碑である「樺太犬供養塔」が昭和36年に稚内公園山頂の犬ぞり訓練地跡に建立されています。毎年8月上旬に行われる「みなと南極まつり」にあわせてこの供養塔の前では、市内の子ども会が中心となって慰霊の花束を捧げ、南極樺太犬の偉業を讃える慰霊祭が行われています。子どもたちは、今なお樺太犬に対する愛情を持ち続け、慰霊祭は次代へと受け継がれています。稚内市民にとってタロとジロは永遠のヒーローなのです。
(稚内学より)

 

 

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