青い目の人形

390.jpg 昭和2年、アメリカ児童親善会より日米親善をねらいとして日本に贈られた青い目の人形12,739体(北海道へは643体)のうち一体が稚内にもあります。内で現存するものは11体。旧稚内小学校に贈られた人形は盛大な歓迎会のあと「ジェンナー」と呼ばれた。平成19年、傷んだところを修繕して再び、稚内中央小学校に展示されている。(中央小20周年誌)

青い目の人形「ジェンナー」
 日本が昭和になった頃、アメリカでは日本からの急増する移民(毎年1万人以上)への反感から排日気運が高まり、「新移民法」が成立するなど日米関係が悪化しておりました。 そうした中、親日家で、日本に何度か来たことのある宣教師シドニー・ギューリック氏は、人形を通して日米の親善を図ろうと、日本の「ひな祭り」の習慣に着目し、アメリカから人形を送って一緒に楽しんでもらおうと賛同した人たちが資金を出し合って、1927(昭和2年)年3雛祭りの時、日本の子ども達に『青い目の人形』12,739体が贈られましたが、現在確認されているのは330体となっています。 稚内小学校(現稚内中央小学校)にも1体が贈られて、大事に飾られていましたしかし、日本が戦争に突入し、各地で『青い目の人形』の処分が進む中で当時、同校の教師であった酒井芳先生がそっと保管し、当時父親が経営していた公益質屋の倉の奥へしまい込みました。その後、公益質屋からも転居しましたが、家財道具の中に大事にしまわれていました。昭和54年夏、実弟である淳之助氏が物置を整理していたところ、この人形が発見されました。当初、由来等は分からなかったのですが人形を修理し、人形展示会に出品したことを契機に、由来を確認し、戦禍を免れるためにとった姉の意思をくみ、昭和55年4月22日に39年ぶりに学校へ戻ることとなりました。それ以来、稚内中央小学校に大切に保管されています。(稚内学より)

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